目次
はじめに
kintoneにレコードを登録する際にそのまま追加するのであればkintone標準の機能の「ファイルから読み込む」を使用すれば良いですが、データを整形しながらレコード追加することはできないので「kintone-rest-api-client」を使えば簡単です。
その他にも定期実行でレコードを追加したい時にも「kintone-rest-api-client」を使えば簡単です。
この記事を読めばkintone-rest-api-clientを使用して、kintoneに複数レコードを登録できるようになります。
※ 複数レコードを一括で登録する場合はwebhookは起動しません。
起動させたい場合は1レコードずつ登録する必要があります。
前提条件
- TypeScriptの環境があること
- kintoneが使用出来ること
- Node.jsがインストールされていること
- Yarnがインストールされていること
操作手順
1. パッケージのインストール
1. kinton-rest-api-clientをインストール
$ yarn add @kintone/rest-api-client
2. 実際にプログラムを書いていこう!
今回はenvファイルは使用せずプログラムを書いていきます。
準備するもの
- kintoneのURL
- レコード追加先のアプリのID
- レコード追加先のアプリのAPI Token
API Tokenの取得方法
参考サイト:https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings/api_token.html
サンプルコード
複数のレコードを登録するには「addAllRecords」を使用します
import { KintoneRestAPIClient } from "@kintone/rest-api-client";
//アプリ接続設定
const KINTONE_BASE_URL = "https://example.cybozu.com";
const API_TOKEN = "your-kintone-api-token";
const APP_ID = "アプリのID";
const Client = new KintoneRestAPIClient({
baseUrl: KINTONE_BASE_URL,
auth: { apiToken: API_TOKEN },
});
// kintoneに登録する値
const records = [
{
フィールド名1: { value: "おはようございます" },
フィールド名2: { value: "こんにちは" },
フィールド名3: { value: "こんばんは" }
},
{
フィールド名1: { value: "はいさい" },
フィールド名2: { value: "ぬー" },
フィールド名3: { value: "なんくるないさ" }
}
];
// kintoneに登録する処理
async function kintoneAddRecords(records: any[]) {
const addRecordRequest = {
"app": APP_ID,
"records": records
};
await Client.record.addAllRecords(addRecordRequest);
};
kintoneAddRecords(records);
実行方法
$ yarn ts-node index.ts
2レコード作成されていれば成功です!
添付ファイルフィールドにファイルを追加することもできます。
それは別の記事に書く予定です。